――――――…一方、その頃。

『青薔薇連合会』本部では。




「どうです?飾り付け終わりました?」

「あぁ。こっちは終わった」

「こちらも準備万端ですよ」 

ルリシヤとルーチェスが答えた。

よし。

「アリューシャは?大丈夫ですか?」

「おうよ!いつでもばっち来い!」

それは頼もしい。

「じゃ、あとはルシードが来るのを待つだけですね。奴が入ってきたら、すぐドカン!ですから。宜しくお願いします」

「あぁ、任せてくれ」

「ばっちりおもてなししましょうね!」

「アリューシャにお任せ!」

いやはや、頼もしい仲間がいっぱい。
 
これには無愛想なルシードも、感激のあまり涙を流すことだろう…。

…と、思ったのだが。

「…お前ら、何を企んでるんだ?」

ここに、こめかみに血管を浮き立たせたルルシーがご到着。

見つかっちゃった。いやん。