え?コレ、ドーユーコト?
だんだん暗くなってきて、怖くなっていく。
「ち、とせ……怖いよぉ……」
ついには足が動かなくなって、そう千歳に声をかける。
「もー、怖くなっちゃたの?しょーがないなぁ」
と言って、気づいた時にはふわりと浮いていて。
お姫様抱っこの状態で運ばれる。
ピシィと固まってしまう。
1分ほど歩き、大きくて豪華に装飾された、扉の前で立ち止まる。
「よ…っと」
その扉の中に待っていたのは――――――
「「「「「「お疲れ様です!総長!!!!」」」」」」
たくさんの男の人たちだった。
ばっと2列に分かれて道を作るような並び順になる。
その間を平然とした顔で通る千歳。