その後、まだ寝てたいという千歳を説得し、朝ごはん（フレンチトースト）を食べ、制服に着替えて、学校へ向かう。
とすると止められる。
「どこに行くつもり？」
えっ。
「学校に……」
「行かないって。昨日の会議室だよ、行くのは」
「え、でも今日学校あるよ？」
「『白』に所属してる奴は、別に、仕事があるので休みまーす、でいいんだよ」
それって、許されるのかな……。
「どうしても？放課後じゃ、ダメなの？」
「…………そんなに行きたいの？」
「うん」
うなずくと、うーうーと腕を組みながら悩み始めた千歳。
「…緋の頼みならしょうがないか。でも、明日は来てね？」
「うんっ！ありがとう、千歳」
よかったぁ。
今日は小テストがあるって言ってたから。
