ん……?


どこからか入る眩しい光と頭に触れる優しい手で起きる。



「ふふっ…起こしちゃったかな」



この声は……千歳……?


重いまぶたを上げて、ぼーっと辺りを見渡す。



「目がとろんってしてる……かーわいー」



目を細めている千歳に段々焦点が合い始めてはっと気付く。



「な、なんで千歳がいるの!?」



ズザザザザッという効果音が付きそうなほど勢いよくベッドから離れる。



「あ、おはよー緋」



おはよー、じゃないよっ!



「まさか、ずっとここにいたの……?」


「うん。寝顔ちょー可愛かったよ」



み、見られたぁ……。



「さて、今日から『白』の仕事があるからおいで」



な、なんか強制的に話題変えられた気が……。


でも、お仕事かぁ。



「どんなことするの?」


「秘密」



残念……。