「ど、どうして千歳がここにいるの……?」



まだバクバクと言い続ける心臓を抑えながら、問いかける。


すると千歳はきょとんとした表情になって。



「もしかして、緋、4時半の放送、聞いてなかったの?」



放送?


何、それ?



「うーん、そ、っかぁ……。どーしよーかなー。あー、!そうだ」



なんかぶつぶつ言ってるなぁ。


と考えていると、手をつかんで。



「ちょっとついてきてよ、緋っ。紹介したいところがあるから」



とカバンを持ったら、引っ張られるようにして案内される。



え、ちょ、どういうことか全く理解できないよ…。


聞こうと思ったタイミングで、ちょうど外に出て。



「はい、この車乗って」


と黒く輝く大きい車に乗せられる。


??????


もう、何が何だかわからない。


え、ええい、こうなったらもう身を任せるしかない…!