と思っていると、千歳が今日一番と言っても過言じゃないぐらいの衝撃発言をする。
「というわけで、今日から緋は特別寮に俺と一緒に住んでもらうから」
「え、ちょ、ど、な、」
え、ちょっと待って、どういうこと、なんでと言おうとしても文どころか言葉にすらなってない。
「荷物とかはまた取りに行ってもらうから大丈夫だよ」
「いやいや、そういう問題じゃないよ千歳っ!」
「とりあえずここおいで」
にこにこと腕を広げている千歳。
ということは、ここっていうのは……。
「ひーいーろー、ほら、ぎゅってするからこっちおいで?」
恥ずかしいし、朱奈ちゃんに申し訳ないし、無理無理!!
という思いを込めて首を思いっきり横に振る。
「ダメっていうんなら……」
とんとんと歩いてきて、ぐいぐいと私を引っ張っていく千歳。
「うにゃっ」
「ふふー、かーわいーなーもう」