「で、次は!このチャラーいのが、三島(みしま)なゆくんです!」


「ちゃらいて。よろしくねー?緋ちゃん♪…いった!」


「緋ちゃんって呼ぶな」



あー…痛そう。

大丈夫かな……あはは……。



「んで、こっちのクールなのが、鈴宮氷兎(すずみやひう)くん!」

「……」



めっちゃ睨まれてる……。

な、なるべく怒らせないようにしないと……。



「なゆと氷兎は会計ね」



「じゃあ、みんなに紹介するね。こちらが今日から生徒会副会長及び、『白皇帝』の姫、三神緋。徹底的に守るように。いいな」



千歳にしては珍しく、真剣な顔で周りの人たちを見回して、警告するかのように低い声でいう。


総長のオーラというものを感じて、体が少しこわばる。



「よろしく、おねがいします……」



もう、キャパオーバーだ。


そろそろ帰りたいなぁ……。


お母さんのためにご飯作らないとだし。