そこから数時間。



「ようやく、終わった……」



唸るようにそう言いながら、机に突っ伏す千歳。


ちなみに、寝てしまっていた他の人達は、途中で千歳が起こした。


私たち幹部だけが残り、他の人達は休むために寮に帰って行った。



「ふふっ。お疲れ様。頭使ったし、甘いもの取ってきますね。欲しいものとかありますか?」


「俺、緋が欲し……」


「そ、そういうのは無しでっ!」


「ちぇ」


「俺は無しでいい」


「僕シュークリームがいいな〜」


「……」



他の3人が答える中、鈴宮さんが難しい顔をして、真剣に何かを悩んでいた。



「ね〜氷兎くんは〜?」


「……」


「ん〜?あ、もしかして甘いもの好きなの隠そうとして……」