各組3つ、合計12の演目は、3会場4回に分けて上演される。


この時間帯のこの会場はこの部門、ということ以外は完全なるくじ引きで決定。


なので、組によっては同じ時間帯に別会場での上演かぶりがあったり、同じ会場で連続して上演があったりする。


西組は、なんとかわたしがくじ運を発揮できたことで、上演時間も会場もキレイに分かれてくれた。


仮面の騎士は4公演目。

それまでだいぶ時間があるので、制服に着がえなおしてほかの組の劇を観ることに。


「あぁ楽しみ。紫藤先輩の特攻服、ちょー似合ってたよね」

「うん。特攻服の桃太郎ってのが気になる」

「ね。どんな話なんだろう」


パンフレットを見ながら、まもなく上演される東組の劇に心を躍らせるハルル。


観にいくと言ってくれたから、わたしも紫藤先輩の劇を観にきた。


ハルルと、妃崎先輩と一緒に。