気がつけば僕は、遥と同じ七海学園を受験していて、合格した。
そしてなんと、遥とカップルになった。
本来なら喜ぶことなのに、よろこべなくて……。なぜなら、遥のお母さんと偶然再会して一緒にご飯食べていた時に、こんな会話をしたから。
「遥、元気?」
「うん、元気よ!」
「そっか、良かった。」
「……ねぇ、翼、昔はるちゃんのこと好きだったでしょ?」
「……」
「はるちゃんはね、翼のこと嫌いみたいよ」
そう、遥が好きだった。
『だった』じゃなくて、実は今も好き。
でも遥は今、僕のことが嫌いらしい。
なのにまさか、遥とカップルになって、同じ部屋になって……。これ以上嫌われたくなかった。
けれど、遥とどう接すればいいのか分からなくて。嫌われているから距離を置こうとして、冷たくしちゃうし。
冷たくした後すぐに後悔して気持ちがモヤモヤするし。
もう頭の中がぐちゃぐちゃで、どうすれば良いのか分からなかった。
好きなのに、仲良くしたほうが絶対に良いのに、本音じゃない言葉を遥に言ってしまったり、冷たくして突き放しちゃって、矛盾しすぎ。
そしてなんと、遥とカップルになった。
本来なら喜ぶことなのに、よろこべなくて……。なぜなら、遥のお母さんと偶然再会して一緒にご飯食べていた時に、こんな会話をしたから。
「遥、元気?」
「うん、元気よ!」
「そっか、良かった。」
「……ねぇ、翼、昔はるちゃんのこと好きだったでしょ?」
「……」
「はるちゃんはね、翼のこと嫌いみたいよ」
そう、遥が好きだった。
『だった』じゃなくて、実は今も好き。
でも遥は今、僕のことが嫌いらしい。
なのにまさか、遥とカップルになって、同じ部屋になって……。これ以上嫌われたくなかった。
けれど、遥とどう接すればいいのか分からなくて。嫌われているから距離を置こうとして、冷たくしちゃうし。
冷たくした後すぐに後悔して気持ちがモヤモヤするし。
もう頭の中がぐちゃぐちゃで、どうすれば良いのか分からなかった。
好きなのに、仲良くしたほうが絶対に良いのに、本音じゃない言葉を遥に言ってしまったり、冷たくして突き放しちゃって、矛盾しすぎ。