「そろそろ、お昼ご飯だね? あの辺で食べる?」
わたしがそう言うと、彼が「うん」と返事をする。
近くにちょうどあったベンチに座った。
料理は得意じゃないけれど、今日は頑張って早起きしてお弁当を作ってみた。
ウインナー、卵焼き、野菜炒め、そして唐揚げ。形や色は完璧じゃないけど、味は大丈夫だと思う。
大きい黄緑色のお弁当箱を翼に渡す。
わたしは小さな黄色いお弁当箱。
フタを開けて、自分の膝にお弁当を置いた。
そして、最初のひとくちを食べずに、じっと翼を見ていた。
「そんなに見ないで?」
「あ、ごめん。料理食べてもらうの初めてだから、中津くんの食べた時の反応が気になりすぎちゃって」
無言で翼は唐揚げを口にした。
「旨いわ」
「はぁ、良かった!」
安心して、わたしは大きな息をはく。
唐揚げを作ったのは人生初だった。
料理サイトで作り方を何回も読んで、丁寧に確認しながら作った。普段説明書とか読まないタイプだから、本当にわたし、頑張った!
わたしがそう言うと、彼が「うん」と返事をする。
近くにちょうどあったベンチに座った。
料理は得意じゃないけれど、今日は頑張って早起きしてお弁当を作ってみた。
ウインナー、卵焼き、野菜炒め、そして唐揚げ。形や色は完璧じゃないけど、味は大丈夫だと思う。
大きい黄緑色のお弁当箱を翼に渡す。
わたしは小さな黄色いお弁当箱。
フタを開けて、自分の膝にお弁当を置いた。
そして、最初のひとくちを食べずに、じっと翼を見ていた。
「そんなに見ないで?」
「あ、ごめん。料理食べてもらうの初めてだから、中津くんの食べた時の反応が気になりすぎちゃって」
無言で翼は唐揚げを口にした。
「旨いわ」
「はぁ、良かった!」
安心して、わたしは大きな息をはく。
唐揚げを作ったのは人生初だった。
料理サイトで作り方を何回も読んで、丁寧に確認しながら作った。普段説明書とか読まないタイプだから、本当にわたし、頑張った!