今日は遠足デートで、遊園地のりぼんランドに来ている。ここではパートナーと交流を深める目的で、デート中必ず手を繋がなければならない。
小さい頃、翼とここに来たことがあって。その時は違和感なく、自然に手を繋げてた。
けれど今は……。実は今までで1番ドキドキしてるかも。
最初、ちょっと手が震えちゃった。
「中津くん、今日は別行動出来ないですが、よろしくお願いします」
「うん」
「ねぇ、小さい頃思い出して、その時乗った順番に乗らない?」
様子を伺うようにわたしは言った。
「うん、沢木さんの好きな順番でいいよ」
「じゃあ、そうしよ!」
確か、最初コーヒーカップに乗ったっけ? それから、メリーゴーランドとあれとあれに乗って……。最後は観覧車、かな?
意外にも順番を全部覚えていた。
「じゃあ、最初はコーヒーカップか」
翼がそう言いながら、わたしの手を引っ張る。こっちが誘導される感じになった。
昔もこんな感じだった気がする。
次々に乗っていく。
あれっ? ていうか、翼も順番覚えてたんだ!
ちょっと嬉しくなった。
そして、一緒に食堂で黄金カレーを食べたおかげか、手を繋いでいるおかげなのか分からないけれど、いつもよりも会話が多くて、なおさら嬉しい。
小さい頃、翼とここに来たことがあって。その時は違和感なく、自然に手を繋げてた。
けれど今は……。実は今までで1番ドキドキしてるかも。
最初、ちょっと手が震えちゃった。
「中津くん、今日は別行動出来ないですが、よろしくお願いします」
「うん」
「ねぇ、小さい頃思い出して、その時乗った順番に乗らない?」
様子を伺うようにわたしは言った。
「うん、沢木さんの好きな順番でいいよ」
「じゃあ、そうしよ!」
確か、最初コーヒーカップに乗ったっけ? それから、メリーゴーランドとあれとあれに乗って……。最後は観覧車、かな?
意外にも順番を全部覚えていた。
「じゃあ、最初はコーヒーカップか」
翼がそう言いながら、わたしの手を引っ張る。こっちが誘導される感じになった。
昔もこんな感じだった気がする。
次々に乗っていく。
あれっ? ていうか、翼も順番覚えてたんだ!
ちょっと嬉しくなった。
そして、一緒に食堂で黄金カレーを食べたおかげか、手を繋いでいるおかげなのか分からないけれど、いつもよりも会話が多くて、なおさら嬉しい。