「OK……どう?」


菜穂の顔には希望通りハートのスタンプがあった。



「誰かなぁ(笑)」



「えーと、彼女の手作りお菓子っと他高だから貴重な会える時間、これでわかるかな?」



「私のアカウントは本名じゃないし友達には全く言ってないから大丈夫」



「菜穂って友達いる?」



「いるよ(笑)友達と繋がってるのは別垢の方だよ

お菓子のアカウントで瞬くんをフォローしてるからわからないはず」


瞬くんのこと話したら好きになられても困るしと可愛いヤキモチを妬いてくれる。



「そっか、まあ別にバレても俺はいいんだけどね」



「瞬くんのイメージを崩すのは嫌だからいいよ、私の前だけ変わるのが好き」



「よし、じゃあエロ瞬に変わる(笑)」



「アハハハッ……んっ、んっ……」



唇にキスをした後、首筋にもキスをはわす。


瞬弥はやっぱり菜穂の首筋がお気に入りなようで、ここにキスすると「甘い」といつも言う。



「ねえ、学校は髪くくる?」


「はぁ……うん」


「じゃあキスマつけれないな」



「2日で消えるなら?」



「OK、軽くしてみる」



座り直して髪を片方に寄せた。


「菜穂のこの首のラインが超好き」


「ありがとう」


「暑っ」


瞬弥はネクタイを緩めた。