「じゃあ菜摘じゃないんだね」
「違うよっていうか何で麻耶は見れるの?あっ!麻耶も瞬弥くん好きとか?」
「ないかな〜1年の時の友達が好きで一緒に入ろって言われたんだよ
DM送って承認もらわなきゃ見れないよ、大抵同じ学校なら承認してくれるはず、菜摘も送ってみる?」
「いや、私は別にいいよ、瞬弥くんは友達だし、ファンとか推しではないから」
「もう名前呼びじゃん(笑)」
「それはもう1人の野村くんと間違えちゃって名前呼びでいいよって言われたからだよ」
「菜摘ちゃん」
噂をすれば瞬弥くんがやってきた
「何?」
「先生から呼び出しだって」
「わかった、じゃあ行ってくるね」
「はーい」
2人が教室を出るとクラスの女子でもコソコソと話している子達がいた
やっぱり仲良さげだよね
うんうん、でもちょっと羨ましいね、隣を歩けるなんて
歩く姿も相変わらずかっこいいね~
送り出した麻耶の耳には入っていた
「ねえ、これって体育委員の仕事じゃないの?」
「だねぇー(笑)」
「何で笑うのよ」
「いやぁ、思ったことを口に……クスッ、思い出してさ」
そういうことか……
「だって〜、瞬弥くんは思わない?」
「少し(笑)でも今、体育委員会集まっているらしい」
「うっ、それなら仕方ない……」
「アハハッ、反応の仕方がやっぱり菜穂と似てる所があるね」
「そう?顔がそっくりだから表情とかかな~
話し方は全然違うでしょ?菜穂は穏やかだし」
「うん、それは全く違うかな」
即答だった