委員会が終わり体育館近くまで瞬弥くんと一緒に話しながら図書館のある校舎にやってきた。


「じゃあ、ここで……バイバイ」


お互い手を振って分かれた。



校舎の3階に図書室があり、図書室のドアを覗くとまだ人がいて委員会は終わってないようだった。


遅いなぁ

待つこと30分、やっと中で椅子の音がして中から人がでてくる。



人の流れが途切れると中を覗いて見た。


「野村くん」


大冴は声のする方を見ると和田がいた。

クイクイと手招きされる

「待っただろ?」

「うん、でも大丈夫」


「当番を決めてたから遅くなった」



「まあ、委員会ってそんなにしょっちゅうないからね」



図書室の椅子にカバンを置き野村くんの後について行く。



「ここら辺」

「わっ、凄い結構揃えてるね」


「俺も実はこの作家さんにはまったのは最近なんだ……その今貸してる本を買って読んだらはまって図書室によく来るようになった」


「そうなんだね、確かにあの本面白いからわかる」


菜摘はその棚をゆっくり見ていく


「野村くん」


先生に呼ばれた。