「ねえ、読んでいい?」
「絶対言うと思った(笑)いいよ、あと2回で運べるだろ」
菜摘はベッドの壁にもたれて読み始めた。
運び終わった大冴は菜摘の隣に座り本棚を検索し始めた。
コンコンと軽いノックをしてドアが開く
「あら……寝てる、可愛い、お兄ちゃんは彼女がいたみたいでちゅよぉ(笑)」
そぉっと大冴の足の上に赤ちゃんを置き、部屋から出ていった
ちょっと預かってててねー
ゴソゴソと小さな動きで手が大冴に当たり目が覚めた。
「...っ、びっくりしたぁ」
心臓がドキドキした。
はぁ、もう母さんやめろよな
肩には菜摘の頭があった。
「和田、起きて」
スースーと寝息が聞こえる
大冴は左腕で弟を抱っこした
右手で菜摘の顎を持ちキスをする
「んっ……気持ちいい」
「キスで感じてんの?」
「うん」
大冴は菜摘の持っていた本を横に置き弟をだっこさせた。
柔らかいものが菜摘の腕の中に……
弟を落とすなよと言われ大冴くんが激しいキスをくれる