「私と別れてからセフレばっかで彼女は作らなかったんだって、やり直したいみたいに言われたけどもう私には気持ちがなくて……
向こうから告白したのはちゃんと好きだったって言われた」
「そっか……まぁこれからは俺が守る」
大冴の言葉に菜摘はキュンとした
「もう〜……嬉しい」
大冴に抱きついた。
ちょっと待っててと菜摘を離して大冴は部屋から出ていった。
乾燥していた服を持ってきてくれた。
「乾いた」
ブラウスを着させてくれてボタンを止めてくれる。
「ねぇ、抱いてくれないの?」
「……何でお前はそんなストレートに……」
「ダメ?」
「……今日はダメ」
「何で?」
「母さんがいつ帰るかわからないから、それに準備もしてない」
私が今日好きって言わなかったら自分もまだ言うつもりはなかったと言われた。
はい、次といってズボンも履かされる
菜摘は残念そうに床に座った。
「俺は……」
菜摘は顔をあげる
「体だけの関係は嫌だから……その元カレみたいに思われたくないし」
大冴も友達から陽平のうわさは実は聞いたことがあったのだ。
菜摘は大冴が着替えると抱きついた。
「あぶねっ」
「もっと好きになった……ちゅっ」
「わかったから(笑)本運ぶの手伝って」
「はい(笑)」
2人は父親の部屋から本を運んだ。