「俺、ずっとキズモノにしてって言われ続けてたんだぞ?」



「後ろからは自分で見えないし触る感覚だけしかわからないでしょ?

体も当時より大きくなってるしよく見たらわかるけど切った時に縫合してるから目立つ色でもなかった」



「よかった」


大冴は安心した。



紙パックの自販機についた。



人数分のジュースを買うと菜摘に渡していく



「冷たいよ〜」



「我慢、我慢(笑)」




教室に戻ると2人はジュースを配った。




「瞬弥から、出れないおわびのジュースだからな(笑)」



自分がお金を出したのに大冴くんは瞬弥くんの名前を出した。


「はーい」




少しみんなの士気があがった。




帰ってからそういう事にしたからと報告するんだろうなと笑ってしまった。




次の週から瞬弥くんと文化祭実行委員も放課後に残り無事に前日をむかえた。




レンジも瞬弥くんが手配してくれて2台使えることになった。




「え?明日くる?」



菜摘は呼ばれて菜穂の部屋に瞬弥と3人でいた。




「うん、瞬くんが来てもいいよって」




「俺は最初から隠してないしちゃんと他校に彼女がいるって言うんだけど、信じてくれない子もたくさんいてね」


はぁとため息をついている



「顔は隠したけど妹とか?ってコメントもあったしね」



まあ、確かに麻耶にもまだちょくちょく相手は私でしょって疑われてるのは聞く。