「でも、私去年も文化祭で揉めちゃって言うのが怖いんだよね」
「うーん、1人の意見と捉えられるからかな
各班のリーダーと話し合うしかないね、とりあえず当日の当番表は明日作ってくるから、名前を各々書いてもらってくれるかな?」
「うん」
瞬くんはまだ帰って空手して、当番表作って宿題も……菜摘が思ってるより大変なんだよ
と菜穂に言われた。
まあ確かに私が1番時間はあるけど……
「大冴には頼んでるけど実行委員ではないから意見は言い難いからなるべく実行委員と話してから言うといいよ
来週からは俺も残るし」
「わかった……ありがとう」
「じゃあ、帰るね、菜穂またな」
「うん、無理しないでね」
今バスケ部1年が言う事きかなくて瞬くん大変みたいなんだよ
だから菜摘がお願いねと菜穂にも頼まれた。
次の日瞬弥くんは当番表を作ってきてくれてみんなに書くように伝えた。
「ねえ、麻耶、電子レンジやっぱりいるよね?」
「そうねぇ、ある方がいいとは思うかな」
「どうしよう……」
「昨日いなくてごめんね」
「ううん、仕方ないから……」
麻耶を責めても仕方ないしね