「あれからね、ママに聞いたの、何故菜摘は怒らなかったのって」
「うん」
「勉強は菜摘には期待してないらしい(笑)
何か私が中学受験に受かったのが相当嬉しかったんだって、ママとパパと同じ道に進んでくれるかなって期待してたみたい」
「放射線技師だっけ」
「うん」
「なりたいの?」
「まだわかんないけどね、へへっ、瞬くんのアドバイスのおかげだよ」
彼氏を連れてきてもいい?ってママに聞いた時も、凄く喜んでくれて、写真見せてとかどうやって付き合うようになったとか聞いてきてくれたのと瞬くんに話した。
「よかった、菜穂の笑顔が見れて……来て」
瞬弥の腕の中に入った。
「チュッ……大好き……」
「俺も大好き」