「ありがとう、話してくれて」
「俺はどうやれば大冴を止められる?俺は高校で初心者から入って大冴の形を見た時にキレイと思って出来るようになりたくて続けてる、もし大冴が辞めたら俺も……」
不安そうなニッシーだ
「大丈夫だと思う、昨日は夜会ったけど何もいってなかったよ」
「そうか、わかった、ごめん、時間取らせて」
「大丈夫、こっちこそありがとう」
2人は急いでそれぞれの部活へ行った。
菜摘は図書室に向かっていた。
カウンターに大冴くんが座っている
「遅い」
「え?」
大冴くんは本を片付けるフリをして本棚の奥に菜摘をつれていく
「今日に限って頭もボサボサ、リップ持ってる?」
リップつけて髪もといてと言われる始末
最近は暑くて化粧もさぼりがちだった。
制服のブラウスのボタンを1つ外された。
「これから、大橋先輩が来る、そこでだ、和田の色気で悩殺をして、先輩を褒めちぎってくれ」
「知らない人をどうやって褒めるのよ」
「それは大橋先輩が何を言ってくるか分からないからまかす」
「え〜」
怖い先輩だよ?大丈夫かなぁ