月曜日の昼休みに麻耶にまた言われた。
「菜摘、瞬弥くんとデートしてたんだ」
「ん?してないよ」
例の瞬弥くんのファンのSNSに2人でイチャイチャしてると写真が掲載されているといい
見せてくれた。
「あー、デートじゃなくて、大冴くんの試合を一緒に見てたのよ」
「ふ〜ん、大冴くんの試合をね〜やっぱり本命はそっちか」
本命って……
「私、ただの友達だよ」
「白状しなよ〜菜摘が休んだ時、めっちゃ心配してたんだよ?私に聞きにきたりしてさ」
嘘、大冴くんが麻耶に……
「大冴くんの前で泣いちゃったんでしょ?女の涙は気になるよね〜」
「あれは私の勝手な思い違いだったって話したでしょ」
菜摘も携帯を見た。
麻耶はよく携帯を見ながら喋れるな〜って思う、菜摘はやっと好きな作家さんのアカウントをフォローしたりして、たまに見る程度だ
ん?DM……
開くと大冴くんからだった。
教室を見るといないようで……
放課後図書室に来てと書かれてあった。