今日、最初から無理に食べなくてもいいといってたな……


瞬弥は一緒に食べてくれるんだ、それが彼女にとって嬉しい事か



「実は告白された時に逃げ道で好きになるかわからないと言ったけどもうきっと好きになると思ってた(笑)

自然にまた逃げ道を作ってたことに後で気づいた」



「俺からしたら瞬弥が羨ましい」

俺は不器用すぎる



「お互いきっとたくさんあるよな、それがガキの頃はわかんないんだよ

菜穂が言ってたように近すぎて話せないこともたくさんある、俺達は従兄弟だけど、一緒に育ってきたから兄弟同然だ


今でしか話せないこともあるし、大人になってから昔はこうだったと話すことがきっとある、それでいいと菜穂と付き合い出して思うようになったんだよ」



「マジで羨ましい(笑)」


「もう、喋りすぎた(笑)時間切れだよ、風呂行こ」



瞬弥は大冴の肩を抱いた。


「瞬弥の方が身長5cm高くて肩が上だけでも悔しい」



「羨ましいだろ(笑)」


瞬弥は大冴の頭をポンと軽く叩いた。