彼とすごしているなかであるイライラを覚えるようになる。
それは恋人同士の営みだ。
わたしはもともと何でもリードしてくれる人が好きでついていくタイプだった。
そんなわたしにとって、彼との営みは退屈でしょうがなかった。
映画やカフェでのデートがおわって、そういった場所に2人で入ることになっても私は満足することは一度もなかった。
彼はとても満足しているようだったし日々愛を伝えてくれていた。
その一方でわたしは冷めていたのだ。

(他の人、さがそうかな。。)

みゆは彼と別れていないのにも関わらず、フリーになるのがいやでマッチングアプリを登録してしまう。

(いい人いないかなー、、)

その日から数週間みゆはマッチした数人とデートをするようになった。

しかし数日たつと連絡がこなくなる。

(うまくいかないもんだな。。)

どれ、返事をしてなかった人たちに返信でもしてみるか。
みゆはそう思って何人かに連絡を返した。

-次の日の朝-
(あー、ねむ、、誰かからかえってないかなあ返事)
アプリを開くと1人返事があった
「〇〇さんへんじなくてさみしかったですよー!」
あー、他県から転勤できてるっていう人だ。この人プロフ写真も横顔でよくわかんないしそもそも仲良くなってもすぐどこかいっちゃうじゃんて思って返事してなかったんだ。

けど暇だし一回くらい遊んでみるか。

そのやりとりがもとでみゆは彼とご飯にいくことになる。
、、それがその後のみゆの人生を一変させるとも知らずに。