オリーヴィアは、仕切っているというよりかはめぼしい男性のところをまわっては誘っている。

 それはさておき、今夜のほんとうの主役であるヨルクとその父親ゲオルク・ロイターの歓迎を受けた。

 ヨルクがキラキラしているのはあいかわらずである。今夜も、ムダに目立っている。

 ゲオルクは、昔はイケていたに違いない。いまでも充分カッコいいから。

 だけど、元気がないみたい。