「お義母(かあ)様、ほんっとうに可愛いですわ。小人形(スモールドール)そのものですよ」
「ゾフィの言う通りです。自信を持って下さい。小さな着せ替え人形のように愛らしいですよ」

 左右から、ゾフィとリタがおべんちゃらを言い続けてくれる。

 二人とも、わたしに該当するのは「小さい」というところだけね。

 だけど、おべんちゃらでも少しずつその気になってくるのが、ど厚かましいわたしらしいわよね。