「――デイユースプラン、あってよかったですねっ」


 あああ……! 気まづい!

 どうしよう、自分でもとっても大胆なことをしてしまったと思ってる。だけど、入ってしまったしもう戻れない。
 まだ、言う前で良かったのかもしれない。なんせ、結婚すると言ってからだったら婚姻前の人が異性と二人きりだなんて見聞が悪いもの……


「ふ、服乾かしましょう! あ、誠さんシャワー浴びてきてくださいっ」

「奏和ちゃんが先に入って、体が冷えてしまうよ」

「……あ、ありがとうございます」


 お言葉に甘え、備え付けの部屋着を持ちバスルームに向かう。濡れてしまった服を脱ぎ、ハンガーにかけてから温かいシャワーを浴びてすぐに部屋着に着替えるとハンガーを持ってバスルームを出た。