「あ、あはっ。だ、だよね」


あたしはそういったが、めっちゃめっちゃ納得できない自分がいる。


あ!!!

あの、あたしがレイプされそうになった時の男の一人が!!!


【おい…、まさかあの如月蓮じゃないか…?】

っは!

あの時は恐怖とかで考えもしなかったけど…!!

あの如月蓮って!?

どの如月蓮!?

…じゃなくて。


ヤンキーで

しかも結構名の知れたヤンキーだったら…、メチャメチャ辻褄が合うんですけど。


ヤンキーだから、あんな5人のツワモノを一人で倒せたのか…!!


「やっぱり…、蓮ってヤンキーだろ?」

あたしは頭を使いすぎて、頭を抱え込んだ。


それを蓮は、あたしがショックを受けたと勘違いしたようだった。


「ごめん…。でも中学と小学だけだから…。もう、今は…違うから」


そう言って蓮はあたしの顔に両手をそっと添える。


そして

あたしと蓮の唇が重なろうとした時…。