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あたしの初恋は高校1年生に入学したての4月。


「これ、落としましたよ?」


その、あなたの一言で始まった。



あたしは声がした後ろを振り返る。


そこには、見知らぬ超ヤバイ超カッコイイ、イケメン少年が立っていた。


あたしの心臓は、止まり、呼吸困難になった。


……つまり、一目惚れ。


「あ、あのー…」

目の前にいるイケメン少年の困惑した様子の声があたしを現実に引き戻す。


「あ、あっ…、ごめんなさい!!ありがとうございます!!」


そう言って、彼が差し伸べた手に乗っているあたしのポーチを奪い取った。


「そ…、それでわ!!」


顔が真っ赤なのを必死に隠して、。