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あの夜、深波が最後にあたしに残した言葉
【如月はあんたといる時の方が一番輝いてるよ。
俺は、光ってる如月が好きだから身を引くよ。
だけど、諦めたわけじゃないから。
俺はすぐにでも奪うから】
と、訳の分からない言葉を残してそのまま格好よく去っていった。
"輝く"って…、あんた…オーラ見えるんかい。
そしてあたしはその言葉の意味を理解することなく、2ヶ月が過ぎた。
あれから、前の生活には多分戻っていると思う。
季節は、冬・12月。
その月の25日は、恋人達の一大イベントだ。
クリスマスは明日。
…去年は蓮がインフルエンザになって、遊びに行けなかったんだよなぁ。
よし、今年は絶対何かを奢ってもらう!!
「……て、言う事で…ッ蓮ー?」
あたしは教室をキョロキョロ見渡し、蓮を探す。
明日の予定も立てないといけないのに。
教室には蓮の姿を見ることができなかった。
一方の蓮は……。