「な…、何か話かずれてる…。とりあえず…、そういう事だから優はあんな状態になっているわけ」


「そ…、そうか…。蓮にもそういう関係を持っている人がいたんだっけ…」


あたしの頭はこんがらがってしまい、蓮の言葉が理解できない。


蓮は気まずそうな顔を浮かべる。


蓮にも蓮の過去がある…。

それを受け入れる自信はあったのに…。

でも本当のあたしは受け入れていないような気がした…。


「……俺…」

「もういい!!吹っ切れた!!」

蓮が何かを言いかけたとき、あたしのベッドからものすごい声が響く。


あたしと蓮は2人で顔を見合わせ、ベッドの方向に視線を向けた。