* *


今でも深波のあの目が忘れられない。


何かを壊そうとしているあの瞳…。


何かを企んでいるあの笑い方…。


……あたしに殺意を抱いているような瞳…。


怖い…

…怖い。


全てがありえないくらいに怖い。


何なの…、アノ人…。

変わりすぎている…。


不安を抱きながら、あたしはもう一度蓮に電話をしようとした。


ガシッ


今度は肩を強く掴まれた。


また、深波ー……