あたしは悩んで悩んで、悩んだ挙句…。


そんな時。

ポケットに入っている携帯が震えだした。


……メール。


先生にバレないように、そっと携帯を開きメールをチェックする。



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すぐ、来い

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!!!!


お呼び出しメール…。

誰なのかは見ていないが、蓮に間違いないだろう。


こ…、怖い。

蓮のメールも怖いし、先生の視線も怖い…


「おい、雪村…。どうしたのか?」


先生は優しく接するが、目は怖い。


「先生…、あたし、喘息持ちなんです!!」


自分でもよくわからない一言を叫んで、あたしは教室から飛び出した。


先生が、怒鳴っているのも耳に入らず、ただ出口めがけて走った。