あまりの速い行動に一同唖然。
っていうか…。
工藤…って誰?
あ…。
24歳の先生ね。
……いや。
まだ、来てねえし。
そう思っていた時…。
-ガラッ
ドアが開く音が響いた。
……この独特ある開け方…。
先生だ…。
「おい…?雪村…。何でお前だけ立っている…?」
先生は、教室に入ってくるなりあたしを睨む。
「いや…ちょっと立ちくらみが…」
意味の分からない言い訳をならべながら、あたしは席についた。
「…ん?今日は…。如月と穂坂は休みなのか?栗原は連絡があったが…。おい、雪村何か知らないか?」
……えっ!?
え、あたしに言うか!?
え、あ、どうしよう…。
意味不明な行動とって帰りましたあ。
何て、言えるはずがない。
言ったらあたしは、蓮に殴られる。