「あのさ…この先もずっと、俺の傍に居てください…」
蓮の消え入りそうな声。
「い……」
あたしは、"嫌"って思わず言うところだった。
頭を整理して、もう一度考える。
ずっと傍にいて=結婚
思いがけなかった、突然のプロポーズ。
「蓮…、あんた可愛すぎ」
嫌味っぽく言って返すが、内心…言葉にできないくらい嬉しくて…。
「な!?人が、真剣に……」
蓮は俯きながら、一人でぶつぶつ何か言っている。
そんな蓮が本当に愛しくて。
「蓮?あたし、蓮を好きになってよかった!!」
あたしは蓮に素早く近付いた。
そして蓮の形のいい唇にそっとキスをした。
「………!?」
蓮は、驚きのあまり目を大きく開いた。
そして
永遠と続くこの広い空にあたしはこう誓った。
"あたしは蓮を一生愛します。"