「あたしが怒ってるのはね、巨乳好きってとこだよ!!」
「はあ?」
蓮と優は、揃って首を傾げる。
「だって、あたしどちらかと言えば貧乳の部類に入るじゃん!?あんたが巨乳好きだったらあたし…もう勝ち目ないじゃない!」
あたしがそう叫ぶと、蓮は眉をひそめる。
しばらく沈黙だけが流れていった。
でもその沈黙を破ったのは、蓮だった。
「俺は…、身体目的で付き合ってるわけじゃねえんだよ…?俺は……ありのままのお前がいいんだよ」
蓮はあたしの頭を撫でる。
ありのまま……
じゃあ
「貧乳でもいいの?」
あたしは蓮にそう問いかけた。