「……ああ…っ、痛…」


蓮はその場でうずくまり、軽い悲鳴をあげる。


優は前回、雪村南に全く同じことをされているので、あの時の悪夢が蘇る。


……優自身、蓮にかけてやる言葉が見つからなかった。



「だから、胸がでかい女が好きならそっち選べって言ったよな?」


「……はい」


今日の蓮は、反抗してこない。


よっぽど、反省しているのだろう。


「しかもお前はAV見て、ヌイてたのか!あたしだけじゃ、不満なんだ!!」

「違う!!決して、不満とかそーいうんじゃなくて……」


蓮は俯いていた顔をバッと上げる。


「ああ、でもAVでヌイてたんだ…」


あたしの言葉に蓮は視線を泳がす。


……図星、かい。