「あたしが好きってことか?」


あたしがそう言うと、蓮はまたも顔を真っ赤に染める。


最近はあたしと蓮、真っ赤になりすぎだよ…。


「あー……、まあ」

蓮は鼻を掻きながら、あたしに背を向けた。



否定、しないんだ?


超、可愛い。


そんな彼が本当の本当に、愛しくて…。



「蓮、あたしも大好き!!」


あたしは近所迷惑にならない程度に、そう叫んで蓮の背中に飛びついた。


「あ…っ、わ…、やめろ!!馬鹿!」


蓮は体勢を崩しながらも、なんとか維持する。


「蓮…、何であたしと付き合ってるの?」


「は?」


あたしはちょっと意地悪な質問をしてみた。

蓮はあたしの言葉にため息をつく。


「……伝わったんじゃねえのかよ。」


蓮はあたしをものすごい顔で睨む。

あたしは、反対に笑った。