「もう…!!どうせあたしには胸ないもん!!そんなに大きい胸がいいなら、他の女のところに行けばいいでしょ!?」
あたしに抱きついた理由って…
胸の大きさを直で感じたかったため!?
ムキになっているあたしを蓮はなぜか笑った。
「はあ!?何で、笑ってんの?」
「嘘だよ」
蓮はそう言って、あたしの頭を撫でる。
………。
こんなコトされたら、もう何も言えない…。
意地悪した後に優しくするとか…
そんなん、反則だよ…。
「別にさ、俺はありのままのお前がいいし…」
蓮の普段聞けない言葉に顔は真っ赤に染まっていく。
蓮はひとつ深呼吸をする。
そしてゆっくりとあたしの顔に顔を近づけていく。
顔が近付くたびに、鼓動は高鳴っていく。