「ハル!はろう~!新婚生活はどう?元気してる?」

明るい優花の声を聞いたら、さっきまでもやもやしていたものがどんどん澄んでいくよう。

やっぱり友達の存在って何よりもありがたい。

「うん、ぼちぼちよ。優花こそどう?」

「あはは、相変わらず彼氏もいないままだけど、それなりに会社で小局しながら元気にやってるよ。」

「ふふふ、小局かぁ。その先が楽しみね。それにしても突然どうしたの?」

「うん、今度の木曜、急に休みが取れることになってさ。久しぶりにおいしいものでも一緒に食べにいかないかなーって思って。」

「木曜・・・。」

スケジュール帳を取り出して開いた。

ふぅ。

相変わらず寂しいスケジュールだわ。

思いっきり木曜日も空いていた。