子ども・・・か。
自分に子供ができるなんて、まだ実感がわかない。
さっきの親子みたいに、公園で二人で遊びに来たりするのかな?
私の子って、どんな顔して、どんな性格なんだろう?
子供が欲しいか?って聞かれたら、正直、今は欲しくないという思いの方が強かった。
童話を描いてる自分を失いたくないっていうことが一番。
あと、自分が母親になる自信がないからかな。
まだ、直太とお父さんお母さんっていう存在になるなんて想像もつかない。
もちろん、直太には言ったこともないけど。
そんな時、なぜかアキの顔が脳裏をかすめた。
もう旅行から帰ってきてるよね。
どうしてるのかな?っていうか、何であいつのことなんか思い出さないといけないのよ。
ポケットに入れていた携帯が突然鳴った。
見ると、アキからだった。
アキの事考えると、なぜだかその存在が現実になることが多いよね。
少し慌てて携帯に出る。
「は、はい。ハルですけど。」
「よっ。元気?」
軽いノリのいつものアキの声。
「な、なんでしょう?」
「そろそろ俺の声が聞きたくなったんじゃないかと思ってさ。」
電話の向こうでカラカラと笑うのが聞こえる。
「っていうか、早速色づけと表紙作成したから見てもらおうと思って。そろそろ荻原さんが言ってた締め切り日も近いし。今からどう?」
今から?
自分に子供ができるなんて、まだ実感がわかない。
さっきの親子みたいに、公園で二人で遊びに来たりするのかな?
私の子って、どんな顔して、どんな性格なんだろう?
子供が欲しいか?って聞かれたら、正直、今は欲しくないという思いの方が強かった。
童話を描いてる自分を失いたくないっていうことが一番。
あと、自分が母親になる自信がないからかな。
まだ、直太とお父さんお母さんっていう存在になるなんて想像もつかない。
もちろん、直太には言ったこともないけど。
そんな時、なぜかアキの顔が脳裏をかすめた。
もう旅行から帰ってきてるよね。
どうしてるのかな?っていうか、何であいつのことなんか思い出さないといけないのよ。
ポケットに入れていた携帯が突然鳴った。
見ると、アキからだった。
アキの事考えると、なぜだかその存在が現実になることが多いよね。
少し慌てて携帯に出る。
「は、はい。ハルですけど。」
「よっ。元気?」
軽いノリのいつものアキの声。
「な、なんでしょう?」
「そろそろ俺の声が聞きたくなったんじゃないかと思ってさ。」
電話の向こうでカラカラと笑うのが聞こえる。
「っていうか、早速色づけと表紙作成したから見てもらおうと思って。そろそろ荻原さんが言ってた締め切り日も近いし。今からどう?」
今から?