しばらく考えてから、ゆっくり答えた。

「アキは、宇宙人って感じ。」

アキはぷっと吹き出した。

「なるほどね。宇宙人かー。ハルらしい答えだね。じゃ・・・、」

アキは少し間をおいて続けた。

「俺のこと、好きか嫌いかっていったらどっち?」

嫌いにきまってるわよー!って叫びたいところだったけど、実はそうでもないって最近気づいた自分に戸惑っていた。

直太とも血のつながりはあるんだし、嫌いってことはないのはないんだろうけど。

なんかそういう血のつながりとか関係なく、一人の男性として嫌いじゃない。

今までは、アキみたいなタイプ、すごく苦手だったはずなのに・・・。

小さい声で答えた。

「わかんない。」

「ふふ。わかんないねぇ。」

アキには私の心の中なんてお見通しなんだろうか?

さっきからそんな気がしてしょうがない。

そう思ったら、また顔が熱くなってきた。