「さ、さ、せっかくだし皆で写真撮ろうよ。」
叔父さんが、同じテーブルに座っている親戚達に呼びかけた。
誰だかわかんない中高年のおじさんやおばさん達がぞろぞろと私たちの周りに集まってくる。
その中に、ただ一人、ぽつんと椅子に座ったまま動こうとしない男性がいた。
少し長い黒髪をオールバックに後ろで結わえて、いかにも凡人じゃない雰囲気。
このテーブル、いや、親戚の中でも際だって違和感を感じる存在だった。
「おい、アキ!お前も一緒に写真撮るぞ。」
叔父さんが、面倒くさそうにその男性に手招きをした。
「あ、俺いい。」
そのアキと呼ばれた男性は、ちらっと私の方を見ながら言った。
一瞬目があってドキッとする。
アキという人は、私と同じくらいの年齢かしら?
小さい顔に少しするどい目が印象的だった。
直太の従弟?
直太とは似ても似つかぬ愛想のなさ。
冷たくて暗い雰囲気をまとってるのに、私にはなぜかアキの周りだけぼわんとスポットライトを浴びたみたいな輝きを感じた。
これをオーラっていうのかしら?
不思議な人。
叔父さんが、同じテーブルに座っている親戚達に呼びかけた。
誰だかわかんない中高年のおじさんやおばさん達がぞろぞろと私たちの周りに集まってくる。
その中に、ただ一人、ぽつんと椅子に座ったまま動こうとしない男性がいた。
少し長い黒髪をオールバックに後ろで結わえて、いかにも凡人じゃない雰囲気。
このテーブル、いや、親戚の中でも際だって違和感を感じる存在だった。
「おい、アキ!お前も一緒に写真撮るぞ。」
叔父さんが、面倒くさそうにその男性に手招きをした。
「あ、俺いい。」
そのアキと呼ばれた男性は、ちらっと私の方を見ながら言った。
一瞬目があってドキッとする。
アキという人は、私と同じくらいの年齢かしら?
小さい顔に少しするどい目が印象的だった。
直太の従弟?
直太とは似ても似つかぬ愛想のなさ。
冷たくて暗い雰囲気をまとってるのに、私にはなぜかアキの周りだけぼわんとスポットライトを浴びたみたいな輝きを感じた。
これをオーラっていうのかしら?
不思議な人。