月曜日まであと3日もある。

直太と話した翌日、いても立ってもいられない私はアキに電話をかけた。

午前中だったんだけど、全然電話に出ない。

どうしたの?

ただ、それだけでアキのことが心配でたまらなくなる。

アキだって子どもじゃないんだもの。

用事があって電話に出れないことくらいあるはず。

何度も自分に言い聞かせながら、時計の針が15分移動する度に携帯を見る。

最初にかけた時間から、既に二時間が経過していた。

アキは、いつでもどんな時でもすぐにかけてきてくれたのに。

その時、ふいに携帯が鳴った。

携帯を見ると、萩原さんからだった。

荻原さんに申し訳ないと思いつつ、肩を落として電話に出た。