そんなことを思いながら、私はまた目をつむった。

そして、朝まで一度も目覚めることなく、ぐっすりと眠った。

こんなにぐっすりと眠ったのは、いつ以来だろう?


朝。

寝不足なはずの直太は私におかゆを作って待っていてくれた。

仕事は午前中休むことにしたから、一緒に病院へ行こうって。

もぉ。

そこまでしなくていいのに。

病院へ向うタクシーに揺られながら、昨日のアキの言葉を思い出していた。