なに?

じゃねぇよ…

なんで来なかったんだよ?

なんで帰ろうとしてんだよ?

『なんで来なかった?』

そう問いかける俺の声は

自分でも分かる位に

沈んでいた…


「だって…もう帰ってると思うでしょ?1時間近く経ってたし?」

ケロッとして言う松山…

だから俺は

『俺は…ずっと待ってた…1時間だろうが2時間だろうが…ずっと待つつもりだった…』

そう言った…