は!?

『なんで私がアナタにキスしなきゃなんないの?意味分かんない…』

「俺が…して欲しいから…」

『アナタなら私以外にいくらでも居るでしょ?キスの相手くらい』

「俺は…松山にして欲しいんだ…」

真っ赤な顔で言う宮沢…

ふ~ん?

なかなか可愛いこと

言うじゃない?

でも…

甘くないわよ?

私は宮沢が

腕を掴んでる力が

若干弱まったのを感じて

思いっきり腕を引っ張った

案の定

簡単に腕がほどけた

そして

私は自分の鞄を拾い上げ

外へ飛び出した…