この時間になってやっとマスターはお仕事です。


『ケルベロス。』


書類に目を通しながらマスターが言いました。


『最近魔界から人間界にいった者はいるか?』


『はい。確か ヴァンパイアのノワール様が。』


『ノワール! あいつもなかなか厄介な奴だぞ。何もなければ良いが...。』