『ふん。俺の女に手を出そうとするからだ。』


手の甲で唇を拭うと。


『花梨、口直しだ。』


ずるずると花梨様を引っ張ります。


『えっ? ちょっ...皇?』


後に残った私は。


『マスター、魔王の仕事もして下さい....。』


なんだか涙が出そうです。