中庭に着いて海くんを探す。
「琥珀ちゃん」
後ろから声をかけられ振り向く。
「え…?」
タキシードを着た彼。
「やっぱり、かわいい!似合ってるよ」
そう言って私の一番好きな優しい笑みを見せてくれる。
「か、海くんも!かっこいい」
ありがとうと、もう一度笑ってこっちだよと連れていかれる。
どうやらここからまた移動するみたい。
中庭をぬけて、通路のようにそこだけ草が刈られているところを通ってずっと真っ直ぐ行く。
着いたところは白い大きなブランコと鐘があるところで、周りには綺麗な花がたくさんあった。
「わぁ!すごく綺麗!」
と言うと
「喜んでくれると思って!」
とはにかむ海くん。
2人でブランコに乗りながらお話してるとちょうど夕日が刺してきて、
海くんが立ち上がり鐘の前に行く。
私も海くんについて行くと、海くんの前に立たされる。
「俺、本当は社長になるためにここに入った。家族での思い出は痛かったから。」
とゆっくり話しだす海くん。
「でも、パートナーが琥珀ちゃんになった時に最初はちょっとぎこちなかったけど、一緒に過ごして言ったり、ゲームを通してだんだん好きになっていって。パートナーが琥珀ちゃんでよかったって今は思ってる。」
だから、と言って真剣な顔になる。
「だから、俺と金のゴールデンカップルになれなくても」
深呼吸してひざまずかれる。
「結婚してください!」
そう言ってお花のブーケを渡される。
「もちろん!」
そう言ってブーケを受け取ると、抱き上げられて、くるくると回転した。
「よかった。」
と言われて地に降ろされる。
「本物はもう少しあとね?」
と言われる。きっと指輪のこと。
「うん、待ってるね」
「断られるんじゃないかと思った」
と言われるから
「だって私、もう海くんなしじゃ生きていけないと思うんだよね」
と言うと
「それはずるいって」
と言って顔を隠される。
「今絶対見せらんない顔してるから見ないで」
そう言いながらも覗こうとすると急に顔が近くによってきて、
チュッと触れるだけのキスをされた。
ボッと音を立てて顔を赤くさせると、手を引かれて鐘の下に連れていかれる。
「一緒に鳴らそっか」
と言って2人で紐を握る。
リンゴーンと鳴る鐘の音は私たちの未来を祝福してくれてるようだった。
私たちは夕日に照らされながらみんなより一足先に2人きりの結婚式をした。
「琥珀ちゃん」
後ろから声をかけられ振り向く。
「え…?」
タキシードを着た彼。
「やっぱり、かわいい!似合ってるよ」
そう言って私の一番好きな優しい笑みを見せてくれる。
「か、海くんも!かっこいい」
ありがとうと、もう一度笑ってこっちだよと連れていかれる。
どうやらここからまた移動するみたい。
中庭をぬけて、通路のようにそこだけ草が刈られているところを通ってずっと真っ直ぐ行く。
着いたところは白い大きなブランコと鐘があるところで、周りには綺麗な花がたくさんあった。
「わぁ!すごく綺麗!」
と言うと
「喜んでくれると思って!」
とはにかむ海くん。
2人でブランコに乗りながらお話してるとちょうど夕日が刺してきて、
海くんが立ち上がり鐘の前に行く。
私も海くんについて行くと、海くんの前に立たされる。
「俺、本当は社長になるためにここに入った。家族での思い出は痛かったから。」
とゆっくり話しだす海くん。
「でも、パートナーが琥珀ちゃんになった時に最初はちょっとぎこちなかったけど、一緒に過ごして言ったり、ゲームを通してだんだん好きになっていって。パートナーが琥珀ちゃんでよかったって今は思ってる。」
だから、と言って真剣な顔になる。
「だから、俺と金のゴールデンカップルになれなくても」
深呼吸してひざまずかれる。
「結婚してください!」
そう言ってお花のブーケを渡される。
「もちろん!」
そう言ってブーケを受け取ると、抱き上げられて、くるくると回転した。
「よかった。」
と言われて地に降ろされる。
「本物はもう少しあとね?」
と言われる。きっと指輪のこと。
「うん、待ってるね」
「断られるんじゃないかと思った」
と言われるから
「だって私、もう海くんなしじゃ生きていけないと思うんだよね」
と言うと
「それはずるいって」
と言って顔を隠される。
「今絶対見せらんない顔してるから見ないで」
そう言いながらも覗こうとすると急に顔が近くによってきて、
チュッと触れるだけのキスをされた。
ボッと音を立てて顔を赤くさせると、手を引かれて鐘の下に連れていかれる。
「一緒に鳴らそっか」
と言って2人で紐を握る。
リンゴーンと鳴る鐘の音は私たちの未来を祝福してくれてるようだった。
私たちは夕日に照らされながらみんなより一足先に2人きりの結婚式をした。